HCD-Netセミナーin名古屋-6「情報アーキテクチャ入門」
今日はHCD-Netセミナー名古屋の第6回目の
「情報アーキテクチャ入門」に参加してきました。
同日にUXShizuokaも開催されていて、どちらに行こうか
とても迷いましたが断腸の思いでこちらを選びました。
講師はコンセントの長谷川さん。
まずアイスブレイクで今日の会場の愛工大本山キャンパスへの案内で迷ったことについて
確かに自分も最初この会場に来たときは「本山駅4番出口すぐ」だって書いてあったから
余裕ぶっこいて行ったら本山キャンパスはどこだ!ってなった覚えがある
セミナーの参加者らしき人が入っていったからここかなって不安ながら入っていった記憶がある。w
ここから本編。情報が伝わらない理由には以下の5つがある
- 情報過多 →情報が多すぎると受け手側が処理しきれない
- 一貫性の欠如 →ユーザが学習できない
- 文脈のずれ →愛工大の例のように初めての人には分からないなど
- プライオリティの欠如→どれも重要だと強調していると結局目立たない
- 難しさ →ユーザの理解できない単語が出てくるなど
この5つの点をチェックリストとかにして常に意識するのはいいかもしれない。
インストラクションデザインとはそんなことがないように理解を促すデザインである。
そのインストラクションデザインの周りには色々な構成要素がある。
- 使命:なんのためか
- 最終目的:最終結果として選んだ地点
- 手順:指示内容
- 時間:実行に必要な予定時間
- 予測:どんなことが起こりそうか
- 失敗:ミスした場合、通り過ぎた場合
理解をデザインする人がインフォメーションアーキテクト(IA)でIAで目指すことは
- 利用者が、情報を探しやすく、理解しやすくする
- 送り手のメッセージを的確に届ける
- 変化に対応する
情報アーキテクト設計の要素はこれで、これだけは覚えておいた方がいいとのこと
- ユーザー:誰か?状況は?→インタビュー調査やモデル化(ペルソナ)
- コンテンツ:何を?関連することは?→情報の分類や関係の整理
- コンテキスト:どうして?制約は?→課題の把握や予算・スケジュール
Webサイトでの情報アーキテクチャ要素
- サイト構造:ストラクチャ、分類
- ナビゲーション:リンク、検索
- ラベル:文言、用語
講義に引き続きここからワークショップ。
コンセント社のWebサイトのサイトストラクチャを書き出しを行います。
書き出しにはコンセント社が開発したSite-itのパターンを使います。
パターンにはポータル、リスト3種類、コンテンツ3種類があります。
実際にコンセント社のサイトをPC見ながら書き出していきます。
ここはポータル型かな?いやリストじゃない?
「ニュース」はどういう書き方で書けばいいかなと試行錯誤しながら
Webのスペシャリスト水野さん、山田さんが主導で
どんどん書き出していき完成に近づけていきます。
出来上がったら、それぞれのチームの書き出したサイトストラクチャの発表をしていきます。
このチームは風邪気味のIA福井さんが発表。さすが本職。
このチームは勅使が発表。
同じサイトを見てるので理論的には同じものが出来るはずですが、
考え方の違いでチームそれぞれ違うものが出来上がってきます。
うちのチームは水野さんが発表。
全て発表し終わった後、最後ににまとめて長谷川さんが好評
うちのチームはまぁまぁ褒められました。水野さん山田さんのおかげです。
このワークショップでブログやFBでみなさんから反応が多かったところは
ユーザーが見たいのはコンテンツだと長谷川さんが言われたところ
ポータルやリストはそれにたどり着くまでの道筋で
いかにたどり着きやすくしてあげて、コンテストを見せてあげないといけない
確かに言われてみると当たり前のことだが見失いがちなところ
ユーザーはコンテンツを目指してWebを訪れている。
複合機メニュー構成とかでも設定を変えたくてメニューの中に
来ているんだということを忘れちゃいけないんだなと思った。
それとサイトストラクチャには記述者の思いがあり、
誰が見ても同じサイト(構造のWeb)が出来ないといけない。
そういう意味ではWebのサイトストラクチャは仕様書みたいなものだな。
記述ルールが大事!
セミナー後、この本を著者割でゲット!squareで決済しました。
THIS IS SERVICE DESIGN THINKING. Basics - Tools - Cases ー 領域横断的アプローチによるビジネスモデルの設計
- 作者: マーク・スティックドーン,ヤコブ・シュナイダー,長谷川敦士,武山政直,渡邉康太郎,郷司陽子
- 出版社/メーカー: ビー・エヌ・エヌ新社
- 発売日: 2013/07/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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会場近くの居酒屋で懇親会。これはなんとか鍋。w
懇親会を終え2次会へ。名古屋でも静岡に対抗して
おでんを食べに行こうということになりました。
セミナーの途中から何故かいらっしゃった平野さんの案内でMARUというお店へ
おでん~!黒くないですw
あさりの酒蒸しも美味しかった。
話が盛り上がって終電ギリギリで帰宅しました。
■関連情報
参加者岩崎さんのブログ:「情報アーキテクチャ入門」セミナーに参加
参加者山田さんのブログ:情報アーキテクチャ入門に参加して
参加者水野さんのブログ:HCD-Netセミナ-in名古屋‐6「情報アーキテクチャ入門」で学んだことメモ
■HCD-Netセミナーin名古屋
<2013年>
4月27日:第1回目 「売れる儲かるUX機能を導く」~ビジネスに役立つ人間中心設計
5月17日:第2回目 ビジョン提案型デザイン手法・ワークショップ
6月08日:第3回目 プロダクトとサービスの融合による経験デザイン(不参加)HCD-Netページ
7月19日:第4回目 UXマネジメント入門 - サービス・製品にイノベーションを起こすための組織化アプローチ -
8月10日:第5回目 感性とサービスデザイン
9月07日:第6回目 情報アーキテクチャ入門
<2012年>
4月28日:第1回目 スパゲッティ・キャンチレバー
5月26日:第2回目 オブザベーション(欠席) HCD-Netイベントレポート
6月30日:第3回目 ストーリーテリング
7月14日:第4回目 UXデザインのためのとユーザ体験価値分析法
8月25日:第5回目 DIYユーザビリティテスト基礎講座
9月26日:第6回目 感動体験から商品を発想する XB法ワークショップ