HCD-Netセミナーin名古屋-5「感性とサービスデザイン」
今日はHCD-Netの名古屋セミナー第5回目に参加してきました。
前も訪れたうどんのいなやで昼食を。
夏らしく冷やし中華を注文。
隣の人は中華ころとざる中華を食べていた!食べ比べていたのかな?
(「ころ」とは冷たい汁をかけたもの。冷やし中華に対しては何が違うのだろう)
セミナー会場は愛工大の自由ヶ丘キャンパス
講師はキヤノンの松原さんで「完成価値とサービスデザイン」
感性系の話を聞くのは初めてです。
感覚≠感性
感性は表示義としての意味を持ち、表示性に訴えることで共感が生まれやすい。
松原さん自身が体験した話。
キッチンをリフォームするためにあるメーカーのに決めた時の話でどのタッチポイントでも共感したらしく、
特にショールームでは説明してほしいと思うところを説明してくれてよかったようだ。
共感とは心に刺さること
基本性能や品質を保ったうえでさらに上に行くためのヒントが「感性」
感性のモデル
外部刺激を受光器で受け取る→これが感覚・五感
それによる内部刺激理より知識や記憶・経験知がよみがえり
感覚と合わさり共感したり感性行動にでる。
感性にはこの知識や経験知も大事となる
この知識や経験知は人それぞれ異なるが、
その共通性を見つけるのがユーザ調査であり、フィールドワークや
インタビューで見つけていくものなのかなと思いました。
感性を豊かにするには経験や知識が必要ということ。
感性評価について。SD法は聞いたことある(やったことないけど)
ただ被験者の関心を誘導してしまうなどの問題点もある。
数量化Ⅲ類という手法がいいらしい。
感性の磨き方。ほ~散歩がいいのか。
しかも気に入ったコトとかを写真に収めてるし。
色んなところに出掛けて本物を見ることが大事ということか。
続いてワークショップです。テーマは「輪ゴムの新たな使い方」
まず個人ワークで輪ゴムの動詞展開と形態変容をして、仮想インサイトを出していく。
動詞展開とは「輪ゴムで(を)~する」の「~する」の部分を10個出します。
例えば「束ねる」とか「飛ばす」とか
10個出たらその中で1つ選び、それを元に展開する。
束ねるを選んだとすると「どう」束ねるのかを10個出す。
形態変容は輪ゴム自体の形態を色々変形させるアイデアを出していく。
輪ではなく紐状や、丸ではなく四角など
仮想インサイトは輪ゴムとは全然関係なくていいので、
自分の内心の○○したい(目標)、○○が欲しい(欲求)などを書き出していく。
ということで強制的に色々アイデアを出していき、ポストイットに書きだしていきます。
その後このアイデアをチームメンバーと共有します。
ここからが感性の注入の仕方。
共示的なアイデアにするために、下記のことについて内心の真相に問いかける
- 過去の感動体験
- 心に残る思い出
- 喜びの一瞬
- 家族・知人の間でのユニークな(暗黙の)ルール
- 気になる(好きな)習慣
- 友人・知人で盛り上がった瞬間
それらのことをメンバーから聞き出して、それをピンクのポストイットで書き出していく。
塾講師で無理だと言われていた難関校に生徒を合格させることができた喜びや
あまり人の行かないようなところに長い行程をかけて旅行へ行くなど。
その感性価値を実現できるようなアイデアをどんどんくっつけていく。
アイデアをまとめたら各チーム発表!どのチームも面白いアイデアだった!
このチームは全員女性チームで、男の子が女の子にちょっかいを出す道具w
男子は女子にちょっかいを出したいし、女子もときめきを求めているらしい。
おっアクティングアウトしてる!
うちのチームは輪ゴムアート作成キット。
色んな形や色の違ったの輪ゴムで、引っかけるところのある枠に絵を描いていく。
子供と一緒にやったり、難しいバージョンも作ってこの絵が輪ゴムでできているの!
というようなものができると面白いかなと思いました。
ワークショップも終わり懇親会へ。今回も前回と同じ文明館へ
ここの唐揚げは美味しい。懇親会でも色々な方と交流出来てよかったです。
■HCD-Netセミナーin名古屋アーカイブ
<2013年>
4月27日:第1回目 「売れる儲かるUX機能を導く」~ビジネスに役立つ人間中心設計
5月17日:第2回目 ビジョン提案型デザイン手法・ワークショップ
6月08日:第3回目 プロダクトとサービスの融合による経験デザイン(不参加)HCD-Netページ
7月19日:第4回目 UXマネジメント入門 - サービス・製品にイノベーションを起こすための組織化アプローチ -
8月10日:第5回目 感性とサービスデザイン
9月07日:第6回目 情報アーキテクチャ入門
<2012年>
4月28日:第1回目 スパゲッティ・キャンチレバー
5月26日:第2回目 オブザベーション(欠席) HCD-Netイベントレポート
6月30日:第3回目 ストーリーテリング
7月14日:第4回目 UXデザインのためのとユーザ体験価値分析法
8月25日:第5回目 DIYユーザビリティテスト基礎講座
9月26日:第6回目 感動体験から商品を発想する XB法ワークショップ