サービスデザイン方法論:第5回「構造化シナリオ法」(講義・ワークショップ)
本日はHCD-netのサービスデザイン方法論(第5回)に参加してきました。
今日は構造化シナリオ法で「エクスペリエンスビジョン」の
ビジョン提案型デザイン手法の内容です。
会場は前回に引き続きmixiさんで、こんなスケジュールで結構ハードでした。
講師は前回に引き続き早川さん。
先月リコーを退職されてHCD-Netの事務局長とHCDのよろず相談をするとのこと。
今日は1月のJBMIAでもお世話になったホロンクリエイトの高橋さんも加わりダブル講師。
テーマの確認。スマホ、タブレットを使ったこれまでにない
リアルな体験を含んだ買い物を支援をするサービスの提案。
「リアルな体験を含んだ」というのがポイント
まずはビジョン提案型デザイン手法の講義から
HCDのユーザー視点とHCDをやっていると見落としがちなビジネス視点が入っている。
シナリオが3つの改装に構造化されている。
- バリューシナリオ → 価値を扱う:Why
- アクティビティシナリオ → 活動を行う:What
- インタラクションシナリオ → 操作を行う:How
各シナリオの特徴。下に行くほどより製品・UIに近づいていき
企画提案書になって初めて技術がでてくる。
それでもユーザーの期待の要素はまだあるんだな。
バリューシナリオには
ユーザーにとっての価値・本質的要求(前回上位下位分析法で出した)と
ビジネスにとっての価値・提供方針が入っている。
アクティビティシナリオはユーザーの活動。
インタラクションシナリオは目標に向かう具体的な操作。
各シナリオの評価。仕事柄評価のが興味あります。
魅力性と新規性が満足度でここはバリューシナリオで評価。
有効性はアクティビティシナリオ。効率性はインタラクションシナリオ。
満足度、有効性、効率性ってことはユーザビリティの定義だな。
講義に続きワークショップ。まずはペルソナの作成。
リードユーザーにペルソナシートに沿ってインタビュー。
続いてビジネス情報で架空だと考えにくかったので、メンバーの会社を参考に埋めていきました。
その後、個人ワークでアクティビティシナリオ(AS)を作成します。
メンバーのASを合わせて、チームのASを作っていきます。
そのあとでバリューシナリオを考えていきます。
ASのこれまでにない体験(新規性)のところにはアンダーランを引いて強調します。
最後にインタラクションシナリオを考えます。
その後模造紙にまとめていきます。3人で分担してなんとか時間内に仕上げました。
最後に出来上がった各シナリオを発表。
早川さんと高橋さんからダブルで好評。
みなさん。バリューとアクティビティ、インタラクションの加減を苦労されている感じでした。
アクティビティにはユーザの行動や感情的なところ(満足とか)
インタラクションはサービス・製品の操作を記述。
アクティビティを書いているつもりがこれってインタラクションじゃないかな
と思って直したところがあります(黒線で消したところ)
相互を確認しながらそういう修正ができるといいかなと思いました。
(今回は時間がなくそこまではできませんでしたが)
次回宿題が出ました。UX静岡と同じだ…
これも3人で分担して次回までに仕上げます。
■関連情報
浅野先生のブログ:サービスデザイン方法論 第5回ビジョン提案型デザイン手法
参加者の源さんのブログ:サービスデザイン方法論第五回 【構造化シナリオ法】 まとめ
参加者の松崎さんのブログ:サービスデザイン方法論 第5回 構造化シナリオ「エクスペリエンスビジョン」ビジョン提案型デザイン手法から
■10/19,20東京神奈川アーカイブ
サービスデザイン方法論:第5回「構造化シナリオ法」(講義・ワークショップ)
サービスデザイン方法論:第5回「構造化シナリオ法」(懇親会)
神奈川たい焼き旅
10/19,20東京・神奈川まとめ
■2013年度HCD-Net教育セミナー「サービスデザイン方法論」
第1回 05月18日:エスノグラフィ(移動~講義)
エスノグラフィ(フィールドワーク)
エスノグラフィ(KA法による価値マップ作成)
懇親会
第2回 06月08日:カスタマージャーニーマップ(移動~講義)
カスタマージャーニーマップ(ワークショップ)
懇親会
第3回 07月06日:発想法(講義・ワークショップ)
懇親会
第4回 09月28日:リードユーザーインタビュー(講義・ワークショップ)
懇親会
第5回 10月19日:構造化シナリオ法(講義・ワークショップ)
懇親会
第6回 11月16日:ペーパープロトタイピング